
通常、金といえば通貨の事を差します。世界にはどのような通貨があるのでしょうか? 世界の中では通貨はそれぞれ記号であらわされ、通貨略号は国際標準化機構のISO 4217で定められています。
世界のメジャー通貨はアメリカのドル(USD)、欧州統一通貨であるユーロ(EUR)、日本の円(JPY)です。イギリスのポンド(GBP)、スイスのフラン(CHF)が準メジャー通貨として流通しています。これらの通貨の価値はその時の、その国の国力、主に経済力が大きく影響します。例えばリーマンショック以降アメリカの経済は混乱し、世界的大企業が倒産しました。
そうなると世界中の投資家はUSDの先行きに不安を感じてドル売りに動きます。また、ヨーロッパではギリシャの経済不安が呼び水となってユーロ圏全体に経済不安が広がっています。ここでも、投資家はユーロ売りに動き、結局円が買われることとなり、JPY大きく高騰します。
USDベースやEURベースの資産をたくさん持っている人の資産価値は下落し、JPYベースの資産をたくさん持っている人の資産価値は高騰します。世界の中では資産価値は非常に流動的なのです。この他にも資産として最もポピュラーなものは金です。金は古今東西を通じて普遍的な資産として世界的に流通しています。しかし、この金価格も通貨価値と同様に価格が変動します。
また、よく世界のお金持ちの資産としてあげられるものの一つとして株があります。世界的企業の筆頭株主ともなれば世界でも有数のお金持ちです。ただ、この株式にこそ非常に大きな価値変動があります。例えば米国最大手の自動車会社である、ゼネラルモータースの株価は2000年には90ドル超でしたが2008年にはわずか3ドルにまで下落しました。資産価値が30分の一に下落したのです。
このように、価値が変動しない資産はありません。そして、これら、あらゆるものの、価値の変動に目をつけて売り買いを繰り返しながらその売値と買値の差額を利益にしていくお金の儲け方が投機です。