
矢沢永吉は、成り上がりという言葉をマイナスの言葉からプラスの言葉に変えた人物、一世を風靡した日本のロックンローラーです。珍しいのは彼に熱狂するのは女性ファンよりも、圧倒的に男性ファンが多いということです。
1949年に広島県で生まれて両親と早く別れ極貧の中おばあ様に育てられたそうです。彼が生活保護家庭で育ったということは彼自身が告白しています。ビートルズの影響を受けて、有名なロックンローラーになる夢を背負って単身広島から上京したのは16歳の時でした。
ロックミュージックそのものが成り上がりの音楽でした。まだ、日本が戦後という言葉を引きづっていた時代、少年たちの成功に対するモチベーションは高かったのです。彼の収入が多かった一つの要素は、音楽を柱にしてあらゆることを一人でやったということでしょうか。
イベントやグッズの販売はすべて自社企画、作詞作曲は自分自身、その上に本を発刊していますから、歌手の自分を企画するプロデユーサーであり、プロモーターです。また、その言動が人々の関心を引くというか、ちょっと個性的なので名言集なるものがあります。
リスクが小さい方よりは、大きい方を選ぶ、その方が大きな成果が手に入るから、という彼の言葉に多くの男性達が傾倒したのです。極め付けは、いい大学を出ていい企業に勤めて、エリートサラリーマンになったところで、そんな人の生涯収入を自分は2秒で稼いでいると豪語したのです。才能ひとつで有名人になって大金持ちになった、成り上がりの真骨頂です。