
コンピュータ付きブルドーザーとは、コンピュータ並に頭がよくて,ブルドーザー並に力があるという意味です。この力というのは、その人の機動力というか実行力、政治力、権力などを言うのですが彼が土木会社の経営者であることから発想されたニックネームだと思われます。
また、彼が国会答弁などでメモを見ることなく、細かい数字を読み上げる姿は印象的でした。その人の名は日本の第64、65代二期務めた総理大臣田中角栄です。日本列島改造論で土木事業を主体とする事業を展開して日本を経済大国に押し上げた政治家の一人でもあります。最終学歴は中央工学校土木科(夜間部)卒です。今でいう中卒です。
極貧の家庭に育ちながら夜間の工学校を出て建築会社を立ち上げました。この時に建築を目指すところですでに目の付け所がよかったのでしょう。日本が戦後から立ち直り建築ブームが起き始めていたころです。
1947年衆議院議員初当選して、1972年に総理大臣に就任しました。自分が主導権を握りながら官僚を動かすという完全な政治主導型でしたが、気さくで太っ腹な人間的魅力とその頭脳明晰さのゆえに官僚との関係も良好でした。1976年に辞任してから、ロッキード事件で逮捕されました。
その時に自民党を離党しましたがそれ以降も闇将軍として政界に影響力を持ち続けました。金権政治の代名詞のように言われる人物ですが、相手が困難な時に駆けつけて、さりげなく大金を渡す、お金を渡して人を感動させるという、そのテクニックがいまだに語り草になっていますまた、一級建築士でもありました。